就労継続支援A型・B型・就労移行支援の違いは?神戸市で選ぶポイント

ピンクの花の花束、書類のファイル、封筒が机に置かれた水彩イラスト

就労継続支援A型・B型・就労移行支援の大きな違いは、「雇用契約があるか」と「めざす先」です。A型は雇用契約を結んで働きます。B型は雇用契約を結ばず、自分のペースで働きます。就労移行支援は、一般企業への就職をめざして訓練します。

雇用契約は、会社などに雇われて、給料をもらう約束のことです。名前が似ていて、迷いますよね。ひとつずつ、ゆっくり見ていきましょう。

この記事でわかること

  • A型・B型・就労移行支援の違い
  • どんな人が対象になるか
  • どれを選ぶかの考え方
  • B型を使う前の「就労選択支援」のこと
  • 神戸市での相談先と、使うときのお金のしくみ

就労継続支援A型・B型・就労移行支援は何が違う?

3つとも、障がいのある方が働くための障がい福祉サービスです。違いは、契約のしかたと、めざす先にあります。

サービス 契約 めざす先 対象者(神戸市のページより)
就労継続支援A型 雇用契約を結ぶ 働く場で、知識や能力を高める 企業などで働くことが難しく、雇用契約にもとづいて続けて働ける人。新しく使うときは65歳未満
就労継続支援B型 雇用契約は結ばない 働く場で、知識や能力を高める 年齢や体力の面で、企業で働くことが難しくなった人など
就労移行支援 神戸市のページに記載なし 一般企業などへの就職 企業などで働きたい人で、就職に向けた支援が必要な、原則65歳未満の人

神戸市のA型・B型・就労移行支援のページを、表にまとめました(2026年10月時点)。

A型とB型は、どちらも「働く場」を使うサービスです。就労移行支援は、就職に向けた「訓練」が中心です。

A型・B型・就労移行支援の違いを、くわしく見ると?

A型とB型の違いは、雇用契約です。A型は雇用契約にもとづいて働きます。B型は雇用契約を結びません。

B型の対象になるのは、どんな人?

神戸市のB型のページに、次のような例があります。

  • 仕事の経験があり、年齢や体力の面で企業で働くことが難しくなった人
  • 50歳以上の人、または障害基礎年金(障がいのある方がもらう年金)の1級をもらっている人
  • 上の2つに当てはまらない人もいます。アセスメントで、働くうえでの課題が分かった人も対象です

アセスメントは、得意なことや必要な支えを確かめることです。

ここに注意

工賃(B型でもらうお金)や賃金(A型でもらうお金)の金額は、事業所ごとに違います。事業所を決める前に、見学で確かめると安心です。

板宿の事業所は、B型です。2026年10月時点で、工賃は基本時給工賃150円からです。

皆勤手当・精勤手当があります。ステップアップで工賃も上がります。くわしくは、工賃やご利用料金のページをご覧ください。

就労移行支援は、A型・B型とどう違う?

就労移行支援は、一般企業などで働くことをめざして、訓練を受けるサービスです。神戸市のページでは、対象は原則65歳未満の人です。

  • 生産活動(ものを作ったり、仕事をしたりする活動)や職場体験の機会
  • 就職に向けた訓練と、仕事さがしの支援
  • 職場さがしと、就職したあとに続けるための相談

訓練の中身は、事業所ごとに違います。利用できる期間は、神戸市のページには書かれていません。区役所の窓口で確かめてください。

神戸市のA型のページには、対象の例として「就労移行支援を使ったが、企業などで雇われなかった人」も書かれています。

どれを選べばいい?考え方のヒント

花びんの花、ノートパソコン、スマートフォンが机に置かれた水彩イラスト

企業で働きたいなら就労移行支援、雇用契約を結んで続けて働きたいならA型、自分のペースで始めたいならB型が、考えやすい選び方です。正しい答えはひとつではありません。

こんな気持ち・状況 考えやすいサービス
企業で働きたい。そのための練習がしたい 就労移行支援
雇用契約を結んで、続けて働きたい A型
自分のペースで、できることから始めたい B型

「どれがいいか分からない」というのも、大切なスタート地点です。決まっていなくても、相談して大丈夫です。

就労選択支援は、自分に合う働き方を、専門のスタッフといっしょに考えるサービスです。2025年10月に始まりました。神戸市のページでは、就労移行支援や就労継続支援を使いたい人も対象です。

B型を新しく使いたい方は、原則として、先に就労選択支援を使います。例外もあります。たとえば、50歳以上の方などです。当てはまるかどうかは、区役所で確かめてください(神戸市「就労選択支援」)。

申しこみの流れは、須磨区でB型を使うときの申請の流れで説明しています。

神戸市では、どこで相談できる?

どのサービスも、申しこみはお住まいの区の区役所保健福祉課です。須磨区にお住まいの方は、須磨区役所(代表電話 078-731-4341)に相談してください。

  1. 区役所の保健福祉課に相談する
  2. 就労選択支援が必要か、確かめる
  3. 利用の申しこみをする
  4. 受給者証(サービスを使うための証明書)をもらう
  5. 事業所と契約する

事業所の見学・体験は、申しこみの前にもできます。板宿の事業所の流れは、ご利用までの流れにあります。

使うときに自分で払うお金には、いっしょに暮らす家族の収入に応じた、月ごとの上限があります。サービス費用の1割が上限より低いときは、その1割の額です。食費・光熱水費・日用品費などは、かかった分だけ自分で払います。

板宿の事業所の作業は、作業内容のページで紹介しています。お花屋さんのお仕事や、フローリストによるお花のレッスンがあります。

よくある質問

A型とB型のいちばん大きな違いは何ですか?

雇用契約があるかどうかです。A型は雇用契約にもとづいて働きます。B型は雇用契約を結びません。

就労選択支援とは何ですか?

自分に合う働き方を、専門のスタッフといっしょに考えるサービスです。B型を新しく使うときは、原則として先に使います。例外もあるので、区役所に確かめてください。

A型の年齢の決まりはありますか?

はい、新しく使い始めるときは65歳未満が対象です。神戸市のA型のページに書かれています(2026年10月時点)。

まだ、どれを使うか決まっていません。相談してもいいですか?

はい、大丈夫です。決まっていなくても、区役所や事業所に相談できます。板宿の事業所では、見学・体験を事前予約制で受けつけています。

板宿の事業所に、須磨区以外から通えますか?

通えるかどうかや送迎については、お問い合わせください。電話は078-732-8717(平日9時〜18時)です。ほかの質問は板宿の事業所のよくある質問もご覧ください。

まとめ

  • A型は雇用契約があり、B型は雇用契約がありません
  • 就労移行支援は、一般企業への就職をめざす訓練です
  • B型を新しく使うときは、原則として先に就労選択支援を使います
  • 相談先は、お住まいの区の区役所保健福祉課です
  • 迷っていても、相談して大丈夫です

まずは、気になる事業所を見学してみてください。お花の作業の様子を見ながら、気になることをゆっくり聞いてください。

ハートフェルト・フローラル・プロジェクト板宿

神戸市営地下鉄「板宿」駅から徒歩1分のお花の就労継続支援B型事業所です(神戸市須磨区平田町、板宿グリーンタウン201)。送迎あり。在宅支援のご相談もできます。お花のレッスンもあります。

※2026年10月17日時点の情報です。制度の最新の内容は、区役所の窓口でご確認ください。

参考

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